デニム

A.P.C.プチニュースタンダードの経年変化の紹介。2年間毎日履き込みました。リジッドデニム(生デニム)の購入を考えている方、必見です!

こんにちは。こんばんは。おはようございます。おやすみなさい。

くつじろうです。

今回はA.P.C.のプチニュースタンダード約2年間毎日履き込んだ(根性履き)ときの色落ちの具合を紹介したいと思います。

こんな方に読んでもらいたいです。
・APCのデニムが気になっている方。
・リジッドデニム、生デニムの色落ちを知りたい方
・根性履きの色落ちを知りたい方

A.P.C.とは

 

1987年にJean Touitouが設立したフランスのファッションブランドで、今日では、その創造性、人類の足跡に対する正統派的アプローチと哲学で名高い。まずA.P.C.はローデニムで名声を得る一方、カジュアルなエレガンスを具現化したメンズとレディースの服飾、アクセサリー全般のコレクションを提案する。Jean Touitouは妻でA.P.C.のアートディレクターでもあるJudith Touitouと共に活動している。引用先

APCと言えば、学生から社会人まで、綺麗めスタイルの方には人気のブランドかと思います。

特に人気アイテムのジーンズに関して、気になる方が多いと思うので、今回記事にしました。

まず、初めに

2年間根性履きした後の色落ち

をお見せします。

比較対象は新品のプチスタンダードで、今回根性履きしたプチニュースタンダードと形は異なりますが、インディゴの色は全く同じものです。

↑全体写真

↑上半分

↑ヒゲ部分

いかがですか?

A.P.C.のデニムと言えば、新品の時は黒に近い青(藍)色をしていますが、2年間でかなり色落ちして、濃淡がはっきりと分かれているのが分かります。

薄いところだと、若干緑掛かった水色になっているのが分かります。

この緑掛かった色落ちもAPCの特徴の1つと感じています。

 

特に太ももから股関節にかけての『ヒゲ』と呼ばれる部分や、膝裏の『ハチノス』と呼ばれる部分の色落ちがバキバキです。

購入から月日が経過するごとに、メリハリのある色落ちをしていることがわかりますね。

どのような感じで履き込めば、このような色落ちになるか紹介します。

履き込み方の紹介

全体的な履き込みとしては、2016年5月15日に購入して、ここからほぼ2年間毎日履きました。

購入時点

新品はこんな感じでした、濃いめのインディゴでかっこいいですね。

ここから、毎日履き込んでいきました。

 

購入から6カ月後

がこちらです。洗濯前です。

洗濯機でファーストウォッシュをしました。

その時はThe Laundressのデニム用洗剤を使用しています。

洗濯機での洗い方

➀デニムを裏返して、ボタンをすべて止めます。

➁畳んで洗濯用ネットに入れます。

③洗濯機に入れ、通常の選択通り脱水まで行います。この際使用する洗剤はデニム用洗剤を使いました。また、色移りが怖いので、デニム単品で洗うことをお勧めします。

④脱水まで完了後、表に戻して日陰で干しました。干す向きとしては、逆立ちする向きが良いと思います。腰回りの重みでデニムの縮みを少しですが抑制できます。

⑤乾いたら終了です。

乾燥後の画像がこちらになります。

あまり目立った色落ちは感じられませんね(笑)

毎日履いたとしても、半年程度では、薄っすらとヒゲやハチノスが見れる程度でした。

 

洗剤の紹介ですが、The Laundressのデニム用洗剤を使用しました。

⇓こちらになります。

https://www.entresquare.com/fs/onlinestore/859675001580c

The Laundressのデニム用洗剤は「インディゴは落とさず、汚れだけを落とす。」という設計のもと開発された商品で洗浄の面だけで無く、香りもとても良いです。

デニム用洗剤で迷われている方の最初の1本として、とてもお勧めです。

また、好き嫌いの別れない香りをしているので女性にも人気です。

 

半年程度履いても、あまり変化が見られなかったので、ここからも毎日履きました。

 

購入から8カ月後

友人のプチニュースタンダードと比較しました。

ファーストウォッシュの後から、色落ちのスピードが上がった気がします。

横から見るとこんな感じで、濃淡が付き始めました。

ここからもほぼ毎日履き込みました。

この頃から、さすがに汚いと言われ始めましたが、周囲の意見に負けてはいけません。

ちなみに女子受けは最悪なので覚悟ある方のみやってください。自己責任でお願いします(笑)

 

購入から16カ月後

千葉の稲毛海岸という場所で『シーウォッシュ』をしました。これがセカンドウォッシュです。

シーウォッシュを見ると、初めは抵抗ある方が多いかと思いますが、APCの公式が推奨している洗い方の1つです。

シーウォッシュのやり方

➀デニムを履いたまま海に入る。

➁砂浜に座って、砂でデニムをゴシゴシ擦る。

③➀、➁を気が済むまで繰り返す。

④きれいな水で砂を落とす。

⑤日陰で乾燥

という方法です。

乾燥後の画像がこちらになります。

以前の画像と比べて、色落ちのメリハリがついていることが分かりますね。

 

シーウォッシュの意味合いとしては、「色落ちの加速」です。

ジーンズが色落ちするのは、「摩擦」が大きな要因になってきますが、シーウォッシュでは摩擦を半強制的に起こしています。

完全に自然な色落ちを楽しみたい方にはお勧めできませんが、シーウォッシュは純粋に楽しいのでオススメです。

見た目上、人工的な色落ちにもなりませんし、これも1つの味と捉えることができます。

シーウォッシュのコツは周りの目を気にしないことです。(笑)

私自身、会社の同期や地元の友人と何度かやりましたが、とても楽しかったです。

 

そして、これが最後です。

購入から22カ月後

洗濯機でサードウォッシュをしました。この時もThe Laundressのデニム用洗剤を使用しました。

股関節あたりのヒゲ、サイドのアタリ、膝裏のハチノスともにばっちり出てることが分かります。

個人的な特徴としては、足を組む癖があるので、ふくらはぎの外側の色落ちが目立ちますね。

このように、人それぞれ癖が色落ちに反映するのも、根性履きの楽しいところです。

 

以上のような流れで育てていきました。

育ててみた感想

結論:デニムをもっと好きになりました。

感想として、良かったことと、イマイチだったことで分けて書きます。

良かったこと

〇他のブランドのデニムと比較して、色落ちが早く、履き込む楽しさが早く味わえる。A.P.C.のプチニュースタンダードは、かなりスキニータイプなのと、約11オンスという比較的ライトオンスのデニム生地を使用していることから、ハチノスやヒゲの色落ちは早いほうだと思いました。

A.P.C.の次に桃太郎ジーンズを購入して、履き込んでいますがインディゴが非常に濃く、色落ちのスピード感がかなり遅い印象です。

〇スタイリングの幅が広い

日本のデニムブランドと比較して、細めでシルエットの奇麗なデニムなので、キレイめのファッションを好む方にもおすすめです。

ゴリゴリのアメカジにならない点もA.P.C.デニムの良い点だと思います。

イマイチだったこと

〇ストレッチタイプを購入してしまったこと

1つだけ後悔していることとしては、ポリウレタンが2%入ったストレッチタイプを購入してしまったことです。

これほどスキニーなデニムであれば、もちろんストレッチタイプの方が、履き心地が良いのは確実です。

しかし、色落ちのことを考えればコットン100%の方を選んだ方が、更にバキバキになったと思います。

具体的には、コットン100%の方はハチノスが縦方向にも色落ちしてくれるイメージです

逆に、横方向だけのハチノスが好きな方は、ストレッチタイプをお勧めします。

 

本来のデニムらしい、きれいな色落ちをさせたい方にはコットン100%の方をおすすめします。

その他感想

履き始めよりも、履き込んでいくにしたがって、色落ちのスピードが早くなりました。

数学的に言うと指数関数的に早くなります。

履きこむ方が、色落ちのスピードが上がるの何故なんでしょうか?

ご存知の方いたら教えてください。

最後に

デニムを育ててみたいけど、何を買えば良いのか分からない。といった方にもおすすめできるブランドです。

初めてリジッドデニムから育てる。ということをしましたが、経年変化好きとしては堪らなかったです。

これがきっかけでデニムの沼にハマりました。

スキニータイプが好きな方は『プチニュースタンダード』、もしくは『プチスタンダード』がおすすめです。

細いものは苦手、という方には『ニュースタンダード』がおすすめです。

今ではニュースタンダードのシルエットが一番好きです。

個人的にはリーバイス66後期のシルエットに近いのかなと思います。

リーバイスのデッドストック買いたいけどサイズがない。お尻が小さくてリーバイスがあまり似合わない。といった方にも『ニュースタンダード』は非常におすすめの1本です。

A.P.C.のデニムは全型3本とも所有してますので、モデルの違いに関しても今後記事にできればなと思っております。

それでは、今回はこの辺で。

読んでいただき有難うございました。またよろしくお願いいたします。:)